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読み終わりました。
決定版 男たちの大和〈上〉
決定版 男たちの大和〈下〉


小説かと思っていたのですが、全然違いました。
大和の元乗組員が語る、戦艦大和で体験した現実。
乗組員の生の声だからこそ、すさまじいほどの迫力が伝わってきました。

タイトルどおり、まさに「男たちの大和」の記録がつまっています。

あこがれだけで、大和に乗ってみたかったと思っていた自分が恥ずかしいです。
この本を読むと、絶対に乗組員にはなれないと思います。
現在のぬるい生活になれている僕には艦上生活は1時間ともたないことでしょう(^^;

後半は沖縄特攻から生還した人たちのその後が描かれていますが、
生き残った者はまた、死んでいった人たちよりも苦しい現実に直面されています。

むしろ後半のほうが、深く深く考えさせられました。
そして下巻のあとがきを読んで、とうとう泣きました。
あとがきは絶対に最後に読んでください。

最後に、印象に残った言葉をのせておきますが、映画とかぶってしまうセリフがあるかもしれないので、読みたくない人はクリックしないでください。

「こんなひどい戦闘ははじめてだ」

「兵員たちの楽しみはめしにあります。もし夕飯が大幅に遅れたら、めしも炊けなかったのかと、いっそう動揺するはずです」

「戦闘のほうが気持ちが楽だな、殴られんもの」

「私たちも、大和と運命を共にさせてください」

「もう、あかん。首まで水がきた。われわれは艦と運命を共にする。生還したら、よろしく伝えてくれ」

「ヤマトは、海底に沈めるには、あまりに惜しいフネだった」(アメリカ海軍、ミッチャー中将)


大和は世界一美しいフネだった。・・・青春を犠牲にして悔いのないフネだった