戦艦大和機関部

今回は戦艦大和の動力をになっていた機関部の説明です。


戦艦大和の最高速度は27ノット。
すでに30ノットを越える戦艦が出ていた時期に、
そのスピードはすくなすぎました。

なぜ、大和型戦艦は30ノットを実現できなかったのでしょうか?


最初の設計段階では戦艦大和には最新鋭のディーゼル機関が搭載される予定でした。


しかし、最終的には従来から使われていた蒸気タービンのエンジンと、
ディーゼルエンジンを併用することに決定。

それぞれのエンジンの特徴を発揮させようじゃないかという考えです。


それぐらいしなければ、
重量7万トンの大和が30ノット以上を出すことは難しいですからね。

そのため、ディーゼルエンジンの研究が進められていたものの、
実用できる段階まですすめずに断念。


連斬模型05

結局、大和のエンジンは従来どうりの蒸気タービンとなります。

機械と燃料を増加するため排水量は当初の計画よりも
3000トンほど増えることになりました。

そのため15万馬力の蒸気タービンでは、
27ノットをだすのがせいいっぱいで、30ノットという速度は実現しませんでした。


(参考)連斬模型に入っていた解説書




この記事へのコメント
1. Posted by ゾロ   2007年01月03日 14:21
大和は日本戦艦で初めての、集中防御区画(バイタルパート)という構造で設計されました為、戦闘や移動に必要な装備が殆ど、その分厚い装甲で覆われた防御区画の中に入れなければならなかった為、一度入れたら二度と出せない恐れがありました。
これはつまり、エンジンが故障しても載せ変える事が不可能であった事になります。
その為に、信頼性の無いディーゼルは採用されなかったのであります。余談ですが、良く大和を美化して「当時の最先端の技術で建造された・・」との記事を目にしますが、上記の理由から、大和は最先端所かどちらかというと、当時の少し古い、それでいて長年使われている信頼出来る技術で作られていると言った方が正解なのです。
2. Posted by ヤマトスキー   2007年12月20日 12:25
大和と同世代の戦艦も同じくらいの速度である、という点と、戦艦同士の殴り合いで最優先されるべきは火力次いで防御力であるという点も、考慮にいれなくてはなりません。
そして、よく言われるような速力不足で活用しにくかったというのは違います。27という数字は、戦艦としてはむしろ高い部類にあります。
ちょっとこの項とそれますが、大和は決戦時1隻で何隻か分の働きを期待されて建造されました。
万一沈むと戦力バランスが崩れてしまう。だから温存されていたのです。
3. Posted by ヤマト、スキスキ   2009年12月17日 19:18
今更ながら・・・・
当初は、空母に随伴出来る様、30ノットを予定していたそうですが、それをやると、船体が長大になり過ぎて、防御に問題が出るため、27ノットに速度を落とし、船体をコンパクトにまとめる様な設計案を、取ったとか。
これ聞くと、30ノットは出す事出来たけど、戦艦としての(日本の)目的を果たす為に、ただ単にやらなかった様に聞こえるんですけど、本当の所は、どうだったんでしょうね。

アイオワ級を調べると、その没になった設計を採用した様な感じで、大変興味深いのですが。
4. Posted by 戦艦スキー   2012年12月24日 00:48
昭和の一桁時代に採用された機関を、さらに出力制限
して搭載していましたからね、大和級の機関は
制限かけなければ168000馬力は出ますね

やろうと思えば、使用していた機関を
大和級建造当時の、最新型を乗せれば26000馬力x8
で208000馬力には出来たので30ノットは可能
だったかもしれませんが、信頼性最優先だったのでしょう

連合艦隊機関が機関のトラブルで止まったら笑い者ですし
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