大和型戦艦の艦尾部には、
7機の水偵(水上偵察機)と16隻の短艇が収容されていました。


水偵とは、敵艦隊の上空に侵入して、
主砲弾が命中したかどうかを調べるのが主目的でしたが、
大和型戦艦に搭載されていた零式水上偵察機はそれ以外の目的にも使える優秀な新鋭機でした。


この零式水上偵察機は、敵戦闘機との闘いも視野にいれて開発されていたため、
従来の水偵よりも速度や上昇能力にすぐれ、戦闘機なみの性能を有していました。


実際に旋回能力などは、零戦や隼に匹敵するほどで、
単翼の戦闘機とも互角に戦える能力がありました。

九六式艦上戦闘機と模擬空戦をしているのですが、
そのときには互角の勝負をしたとか。


連斬模型07


しかし、大和型戦艦に搭載されていた零式水上偵察機には出撃する機会は与えられませんでした。

これは、海戦というものが航空機主体へと変化していき、
艦隊同士の決戦がなくなってしまったからです。

そのため、本来の目的である、
主砲弾が敵艦隊に命中したかどうかの確認するという任務は与えられず、
その翼はおりたたまれたまま、格納庫に収容されていました。


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大和最後の出撃となった沖縄特攻作戦時には、
無駄死にさせるにはしのびないとのことで、水偵はすべて本土に帰されました。